AIはビジネスで禁止すべきか?使っていい人、触らせてはいけない人

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AIは作業効率を高めるといいますが、本当にそうなのだろうか?

本記事はビジネスにおけるAI使用の是非と、仕事でAIを使っていい人、絶対使わせてはいけない人の違いを詳しく説明します。

この記事の内容

AIで作業効率が上がるらしい

AIは確かに便利なツールです。「数時間の作業が1時間で」、「浮いた時間で創造的な仕事ができるようになった」という話がよく出てきますが、果たしてそうなのだろうか?

他の業界は分かりませんが、翻訳に関してはAIによるメリットはありません。翻訳はクライアントの様々な情報を扱っているため、AIの使用は原則禁止です。

マーケティングとコンサルティングの分野では、効率的な情報収集手段としてはアリです。しかし、集めた情報を一つ一つ検証する必要があるため、検証作業にものすごく時間が掛かります。プラスマイナスゼロという印象です。

AIの特徴と誰も気にしない矛盾

ネットの声は必ずしも真実ではないので、自分の目で確かめることが重要です。ここでは、AIの特徴と、多くの人が気づきながらも気にしていない矛盾について説明します。

正しい答えがあれば、間違っている答えもある

AIは正しい答えを出すときがあれば、間違っている答えを出すときもあります。

間違いは単純なミスから、ハルシネーションによる支離滅裂な珍回答まで、ツッコミを入れたくなる回答のレパートリーが豊富です。その中で私たちが一番衝撃を受けたのは、単純な掛け算のミスです。

それは特定の産業の収益額(兆単位)をドルから円へ計算するときのことでした。「金額」×「為替レート」という単純な計算で電卓を使って計算することもできますが、桁数が多く、目でゼロの数を確認するのが面倒くさかった事例です。ドルの金額とその時の為替レートを入力して答えが出ましたが、何かがおかしい。よく見ると、ゼロの数が2つほど少なかったです。

正しいか間違い、どうやって分かる?

「AIの答えが間違っている!」ことに気づいたのは、正しい答えを知っていたからです。自分で掛け算できず、正しい答えを知らなかったら、AIが出した金額をそのまま使っていたことでしょう。

個人的な調べものなら被害者は自分だけなので、“自業自得”で片づければ済む話です。しかし、その計算ミスが仕事で発生したら損害賠償レベルの大問題に発展していたでしょう。その問題を防ぐ方法はたった1つです。AIが出した答えが正しいかどうかをチェックすることです。

作業効率に対する矛盾

AIは神様ではないし、出す答えに正解と間違いが混ざっていることは分かりました。しかし、出てきた答えをいちいちチェックする必要があれば、仕事の効率がむしろ下がるのでは

この矛盾点が「AIで仕事の効率が上がる?下がる?」の賛否両論を巻き起こしている原因です。

論争の中心にあるのは仕事に対する価値観の違い

床に落ちた食材を皿に戻し、その料理を客に出しますか?

世界は広い。人の数だけ考え方があります。落ちた食材を平気で皿に戻す人がいれば、料理をきっちり作り直す立派なプロもいます。両者を分けるのは仕事に対する価値観です。

どんな業界、どんな仕事にも上記のような価値観の違いがあります。「バレなければOK」の人がいれば、「ちゃんとしたものじゃなければ出さない」人もいます。仕事でAIを使う人たちの中でも、似たような価値観のぶつかり合いが起きています。

知っていて使う人vs知らずに使っている人

仕事の効率化を図るためにAIを使っている人の中に、2タイプの人間がいます。

1つ目は正解を知らないし、AIが出した答えが正しいかどうかも分かりません。見た目がOKでその場を何とか凌げたら万々歳という人です。

2つ目は正解を知っていて、AIが出した答えも正解であることも確認しています。その正解を自分でも出そうと思えば出せるけど、下手だし自分で作ると時間が掛かります。AIの答えを慎重にチェックして、必要な修正を行ってから仕事に使っている人です。

どちらのタイプも、AIで仕事の効率化を図っているのは紛れもない事実です。さて、あなたならどちらのタイプに仕事を頼みますか?

仕事でAIを使っていい人、使ってはいけない人

AIは間違った答えを出すため、答えを一つ一つ確認する必要があります。その特性を踏まえると、仕事でAIを使ってもいい人と、絶対触ってほしくない人の人物像が見えてきます。

AIを使っていい人

AIを使っていい人の特徴は以下です:

  • やっている仕事の知識がある
  • 間違っている答えを判別して、修正する能力を持っている
  • 自分でゼロからやるよりも、AIに頼んだ方が早いことを知っている
  • プロとして高い意識を持ち、倫理観を持っている

AIを使ってはいけない人

逆に、仕事でAIを使わせてはいけない人の特徴は以下です:

  • やっている仕事の知識がない
  • AIの答えが正しいか間違いを判別できない
  • 基礎知識がなく、自分で作ることができない
  • その場しのぎで仕事して、倫理観が欠如している人

知識があっても新人はAI禁止?では、悪意のベテランは?

新人は仕事の知識がなく、回答の正解や間違いを判別できないことを考えると、AIを使わせないことは妥当な判断に見えます。しかし、専門知識を既に備えている新人までがその余波を受けると、大きな可能性を潰すことにもなります。

一方で、仕事の知識を持っているベテランであっても、プロ意識が低く、倫理観が欠如していれば、AIの間違った使い方をする可能性もあります。

新人・ベテランという画一的な線引きではなく、「AIを正しく使える人・使えない人」という分け方が適切です。

結局、AIで作業効率は上がるのか?

AIで作業効率が上がる仕事の具体例を探しても明確な答えが出てきません。なぜなら、先ほどの仕事に対する価値観が働いているからです。

かなりラフな例ですが、「車」を1台組み立てるのに100時間かかるとしよう。AIを使うことで、作業時間を10時間に短縮できたとします。一見すごいですが、いざ完成したものを見るとどうも「自転車」でしかないことがあります。ただし、作った人はそのことを絶対認めません。その人の価値観の問題です。

作業の結果や品質を落としてもいいなら、AIを使わなくても短縮できます。都合のいい相対的な捉え方ではなく、品質を100に保持しながら如何に早くやるという話ならまだいいですが、品質も同時に落としたら議論する意味がありません

また、同じ作業でも人の技量によって「早くできる・できない」の差が大きいので、“この作業ならAIで絶対効率が上がる”と決めつけるのは難しいでしょう。結局は自分で試してみるしかありません。同じ品質を保ちながらAIでもっと早くできるなら、AIの使用を検討する価値があります。

まとめ

AIは間違った答えを出すため、その答えをいちいち検証する必要があります。しかし、使う人が予め正解を知らなかったら、その答えが正しいかどうか判断できません。

仕事で使う場合は使い手の知識や倫理観が試されるため、使っていい人と使わせてはいけない人が当然出てきます。その見極めとルール作りが重要です。

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